2010年05月19日

土着、執着、愛着

和歌山に住んで6年になるが、周りの風景が親しみをもって近づいてこない。

これは多分に僕の気性によるもので、対象を突き放して見るクセがついているからだと自覚している。

生まれ育った土地ではあるが、両手で抱きしめたいほどの愛着も執着も湧いてこない。東京に長く住んだことも影響しているだろう。

和歌山の街中を歩く僕は、東京の雑沓を歩く僕と寸分の違いもない。どの土地に住もうと心象風景にあまり変化はない。

土着性に乏しいから時折、今、なぜここに?と自分の居る場所を再確認することがある。

どこに行き着くか分からない、全くの風まかせ流れまかせの漂流者だ。

唯一自分が自分である時間は、酒を飲みながら浮遊している時だろう。世間一般ではこれをアルコール依存症と言うが…

土着、執着、愛着を友としない薄情者は、今宵も街の灯を求めて漂い流れる…



Posted by Ric. at 14:49│Comments(2)
この記事へのコメント
執着・・・愛着・・・

全く思わないんですょ 和歌山に執着愛着

ついでに今居る自宅にも同じ想い 両親の家 だからでしょーかねぇ

なんとなくですが私は何れ再びこの土地を出ると思うんです

でもまず和歌山に居る限り 元気で隙の無い和歌山を見てみたい

なんて思ったりして 音楽活動をしてみようと思いました(。-∀-)

解らんことが沢山で道は遠くて邪魔も沢山ありますし きっと結果は

良いものではないのも解ってるんですがwww

どこに居ても楽しめる身の置き方を知っていたいなー思ぃます(*´σー`)
Posted by じょっぷ at 2010年05月20日 04:15
じょっぷさん

和歌山市よりも生まれた田辺に愛着感じるんです。

何年か前の春だったと思うんですが、田辺の田舎を車で走ってたら、ふいに和歌山へ帰ろう!と…。20年住んでた東京の生活にちょっと疲れてたから、何の仕事のアテもなしに衝動的に和歌山へ戻ってきた。

でもまた最近、東京へもう一回行ってみるかなんて思っててね…漂流ばっかしてる(^^)
Posted by Ric. at 2010年05月20日 11:24
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