2012年04月27日

夏の気配

夏の赤子を孕んだ季節にはちょっと早い強い陽射し。


生け垣の躑躅の深紅が目に染みる。


真昼のビールで弛緩した脳みそに、

自転車を駆る子らの嬌声が響く。


早、夏の気配かな…  


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2012年04月26日

ミス・マッチ

ぐでんぐでんに酔っ払って家に帰り着いて、

まだ飲み足らなくて、

一階の台所でガチャガチャやって、

二階の自室の仕事机に「飲み道具」一式を運んだら、



キティちゃんだった。  


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2012年04月23日

深紅を待つ

今日の朝は、午後からの天気回復を予感させる薄日が射していた。



土日はどんよりした雨雲に覆われていたので、

朝から何となく晴れやかな気分だ。


先日、母親が躑躅が花を付けたと言っていたので、



庭に出てみると、躑躅はまだ「子ども」だった。


盛りまでには後10日ほどか…


躑躅の、目にも鮮やか、触ると手にべっとり色が付くような、鬱陶しいほどの「深紅」が待ち遠しい。  


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2012年04月22日

踏ん張ろう!!

毎月父の墓参に行く禅林寺本堂入口に掲げられている「教えのことば」。



今月の「ことば」は、

しっくり

来るな。  


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2012年04月21日

目に痛いほどの…

花盛り…



花盛り…



春爛漫近しかな。  


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2012年04月20日

深夜上映会

とあるバー…


扉を開けると、暗闇の中に大スクリーンが!



このバーの女性店主は大のフランス映画ファン。


夜な夜な「深夜上映会」を挙行する。


今夜の出し物は、
『髪結いの亭主』。


随所にエロチックな場面があり、カウンターの男性諸氏は息を殺してまんじりともせず…
  


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2012年04月19日

手順に異常

風呂に入って体を洗う手順は決まっている。


長年の習慣だから手が自動的に動く。


だが最近、無意識に途中の手順を飛ばしてしまうことがある。


一番先に頭を洗うのだが、まずシャワーを頭からかぶって、シャンプーをブチュブチュとするのだが、

シャワーをかぶっただけで、頭を洗うことを忘れ、体に移行する。


風呂から上がり、ドライヤーで髪の毛を乾かす時に妙にネバネバするな?

その時、初めて頭を洗い忘れていたことに気づく。


このような異常事態は一度や二度ではない。度々あるのだ。


健忘症が
進行してるんかな?  


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2012年04月18日

想い、馳せる

押入れの奥深くに仕舞ってあった諸々を整理していると、偶然昔のアルバムが出てきた。



中を開くと、前から探していた50数年前の写真が綴じられていた。


父と母の若い頃の写真もあった。


着物を着た両親の間に写っているのは長女か。だとすると、父と母、二十代の頃の写真だ。


和歌山城の前にあった旧和医大病院の玄関で、看護婦さんに抱っこされている小生の写真もあった。



すぐ上の姉は小さい頃、医大病院に長く入院していた。



小生はまだ2歳位だったと思うが、田辺の田舎から母に連れられて病院で3年程暮らしていた。


父はすでに他界。母は今年88歳。小生は58歳…


ちょっと涙腺がゆるんだ。  


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2012年04月17日

きのうの事

夕方ひと風呂浴びて、半身浴でしっかり汗を出す。


ゆうべの酒や諸々の煩わしい事やイヤな事が汗とともに配水管から流れ去って行った。


逆流してこない限り、「きのうの事」は、もう無い。


開け放たれた窓から入る風が、取り敢えず「新品」の肌に心地よい。


カ―ンカーンと遠くから踏切の音が聞こえてくる。  


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2012年04月17日

便利な眼

感情が絡まってくる話は極力避けたい。


過去に手痛い失敗があるから、避けることには年季が入っている。


危険信号が点ると、小生の「眼」は「ガラスの眼」になる。


長年の処世術だ。
  


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2012年04月16日

同居

夜の街にふらふら出掛けることも


夜なかなか寝つかれず本の世界に埋没することも


原因はよく分かっている。


大欲求不満といつも同居しているからだ。  


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2012年04月14日

思いとどまる

カウンターの隣の席に人の気配がした。


「先日、◯◯◯で会いましたね?」


確かに見覚えのある女だった。


女は次々と話題を繰り出ししゃべりかけてきた。


上の前歯に矯正器具がはまっていた。


女の口は動き続ける…


「じゃ、お先に」


ボクは席を起った。
「出っ歯なん?」と言い出す前に…  


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2012年04月14日

土曜日の午後



ご無沙汰のはしごカフェへ。


女性客が多いので、いつも座る場所に戸惑う。


4人掛の席に1人で座るのは気が引けるので、

いつも中央の大テーブルの"その他一人"の席に座る。


だが今日は、大テーブルが密集状態。端っこの席につくと、店主のT嬢が「カウンターへどうぞ」。


濃い目のコーヒーをたのみ、しばしぼぉ〜とする。


帰りに好日でガスボンベを買うか…

確か、千円の買い物券があったはず…


BGMのシャンソンが心地いい土曜日の午後…  


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2012年04月12日

異常なのか?

「パパ〜 おとうふ3パックでいいかしら〜」

「そうやなぁ…」


真昼のスーパー。買い物に行った時、耳に入ってきた夫婦もんの会話。


とうふを何パック買おうとこちとらの知ったこっちゃないが、

そんなこといちいちダンナに聞いてどうなるんや!!


軽い"殺意"を抱いた小生は異常なのか?


  


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2012年04月12日

現実

「人は、不幸は分かち合えないんだ…」


この間観た映画の台詞にあった。


厳しいけど、現実だな…。  


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2012年04月11日

遠い はるかに 遠い

遠い はるかに 遠い
わが家に想いを馳せる


遠い はるかに 遠い
愛するひとを想う


祖国は私に冷たかった
もう二度と戻らない


今いる所は息苦しい
森の中で眠りたい




ジャン・ロシュフォール主演の
『パリ空港の人々』
のバックに流れてる歌の詞。


こういう映画を観ると引きこもりになるな…  


Posted by Ric. at 13:00Comments(0)

2012年04月10日

銀二

甥っ子の銀二が一人で歩いているのを見かけた。


銀二は今年、小学校5年生。数年前に両親が離婚して、銀二と妹は母親に引き取られた。


別れた父親は気のいい男で、銀二をよく可愛がっていた。


子供には似つかわしくない「銀二」というヤクザっぽい名前も父親の命名だったと聞く。


夫婦別れしてから銀二はその父親の話を一切しなくなった。


昨日までいた父親が急にいなくなって、寂しい気持ちはあっただろうに、

「触れてはいけない事」と子供心に感じていたに違いない。


銀二はややうつ向きかげんに橋を渡って行った。


その背中が寂しそうにも見えたが、ちょっと大人びた雰囲気も漂わせていた。  


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2012年04月09日

古の…

御坊市北塩屋の、眼下に日高の海を一望する高台に「開望庵」という古い庵がある。



かつて戦時中、ここに連合艦隊司令長官、山本五十六の妻子が疎開で一時身を寄せていた。



30段ほどの石段を上ると、門の脇に庵を守護するかのように山桃の大木が立っている。



この庵で昨日の日曜日、仏教に関する勉強会があり誘われ参加した。


小生は勉強会よりも何度か訪れたことのあるこの庵の故事来歴に気を引かれ、邸内をくまなく「探検」。



戦前に使われていたと思われる古い電話機や朽ち果てたように建っている離れ、石庭などを飽きずに眺めていた。





さて勉強会もお開き、長い静座で痺れのきれた足を引きずりながら庭に出ると…



目の前に、日高の海に沈む真っ赤な夕日があった。  


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2012年04月08日

恐ろしい浜

今日は用事で御坊に。


久しぶりに来た煙樹ケ浜。



子供の頃、煙樹ケ浜で泳いではいけない、

と親から言われた遠い記憶がある。


海棚が砂浜から一気に海底に沈んでいるから

溺れるでぇ〜と脅された。


子供心に怪物でもいそうな「恐ろしい浜」の代名詞が煙樹ケ浜だった。


長じて、一人砂浜にたたずみ見渡す今日の煙樹ケ浜は穏やかそのものだ。  


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2012年04月07日

花冷えの夜

森々とした夜の冷気。

いつものバーに行くのに

久しぶりに

大門川の畔を通ったら



桜並木に点々と

提灯が掛かっていた。


花冷えの夜、酔狂な見物人は見かけなかったが、


今を盛りの桜の花が



提灯の明かりで

夜の冷気から

守られているようだった。  


Posted by Ric. at 02:43Comments(0)