2010年08月09日

猫の耳

猫の耳というものはまことに可笑しなものである。

薄べったくて、冷たくて、竹の子の皮のように、

表には絨毛が生えていて、裏はピカピカしている。

硬いような、柔らかいような、なんともいえない一種特別の物質である。

私は子供のときから、猫の耳というと、

一度「切符切り」でパチンとやってみたくて堪らなかった。

これは残酷な空想だろうか?

梶井基次郎『愛撫』より―


やっと読み始めた梶井基次郎。どっか通ずるものがある…



Posted by Ric. at 21:18│Comments(4)
この記事へのコメント
ねこの耳って

さわったら

冷たくて 気持ちよかったような・・?

あの 中で 昼寝できたら 

気持ちいい~~と 思う!
Posted by とも at 2010年08月09日 23:52
ともさま

やぁ、久しぶり…

まず虫眼鏡で小さくならないと(^^)

切符切りでパチン!ッていうところが僕もやりそうで…
Posted by Ric. at 2010年08月10日 00:20
私も私も私も~っっっΣ(゚Д゚ノ)
パッチンやりたかったです~今もやりたいです~w
でも自分の耳にピアスは開けれません~怖いです~
Posted by じょっぷ at 2010年08月10日 02:13
じょっぷさま

パチン!ッて瞬間的にやったらキレイにクッキリ鋳型抜くように身が取れるだろうな…猫には災難だけど(^^)
Posted by Ric. at 2010年08月10日 02:27
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