2010年08月28日
束の間の憩い
階下へ降りて行くと、仏壇を置いた部屋の座椅子で母がすやすやと眠っている。
母はこの部屋が好きだ。
いつも壁に掛かった父の遺影をジッと眺めている。
昨日だったか、父の写真を眺めながら、「おじいちゃんは優しかったなぁ」としみじみとつぶやいていた。
早く父の元へ行きたいなあという表情だった。
母は眠っている…
時々寝言を言っている。
夢でも見ているのだろう。どんな夢なんだろうか…
母の見ている夢を覗いてみたいと思った。
鼻の穴からティッシュペーパーの端がのぞいている。
昼間、鼻血が止まらないからと僕が無理やり彼女の鼻の穴に詰め込んだものだ。
鼻血はとうに止まっているだろうに、抜かずにそのままにしているようだ。
忘れているのか? まさかそうではあるまい。知らぬ間に眠ってしまったのだろう。
母は気持ちよさそうに眠っている。
すやすやとすやすやと…
母はこの部屋が好きだ。
いつも壁に掛かった父の遺影をジッと眺めている。
昨日だったか、父の写真を眺めながら、「おじいちゃんは優しかったなぁ」としみじみとつぶやいていた。
早く父の元へ行きたいなあという表情だった。
母は眠っている…
時々寝言を言っている。
夢でも見ているのだろう。どんな夢なんだろうか…
母の見ている夢を覗いてみたいと思った。
鼻の穴からティッシュペーパーの端がのぞいている。
昼間、鼻血が止まらないからと僕が無理やり彼女の鼻の穴に詰め込んだものだ。
鼻血はとうに止まっているだろうに、抜かずにそのままにしているようだ。
忘れているのか? まさかそうではあるまい。知らぬ間に眠ってしまったのだろう。
母は気持ちよさそうに眠っている。
すやすやとすやすやと…
Posted by Ric. at 17:45│Comments(0)