2010年09月14日

我が子と眠る母

母は夜になると若い母親時代のフラッシュバックに襲われる。

いつも「この家の子らどこへ行ったんやろ」とつぶやきながら布団に入る。


痴呆老人には珍しいことではない。


周りの者は最初はびっくりする。何とか正常な姿に戻したいと焦る。


だがそれはムリなのだ。


これが母の現実なのだ。朝になれば87歳の母に戻る。


眠っている間だけ母は我が子と一緒に布団の中にいる。



Posted by Ric. at 06:29│Comments(0)
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