2010年09月16日

回帰

日に日に秋の色が深まってゆく。


生れ故郷の田辺・秋津川の風景を懐かしく思い出す。


あれは6年前のやはり秋だったと記憶する。


高野山から龍神を抜け秋津川に至る道を車で走った。


黄金色に輝く稲穂、緑の草木、キラキラと流れる川のせせらぎ、山の木々に目を奪われた。


「和歌山に戻ろう」と、その時決心した。


東京に長く住み、和歌山に仕事のアテはなかった。


故郷の風景に一瞬のうちに口説かれたとでも言えようか。


秋津川には8歳までいた。


子供の頃目にした故郷の風景は、写真のように脳裏に焼き付いている。


家の裏庭にそびえ立つ柿の大木。秋が深まった頃、熟柿を口一杯に頬ばった。


家の横の小道を下ると小川が流れていた。ハエやウナギを夢中で追っかけた。


あれから50年の歳月が過ぎた。


秋が深まるにつれ、人は内省的になる。


しきりと故郷の風景が頭をよぎる。



Posted by Ric. at 17:05│Comments(2)
この記事へのコメント
秋津は叔母の実家がありますぅ~

紀南の人って鼻声っぽいけどRic.さんは違うね

いゃ・・・どーだろ・・・鼻声っぽかった気もする・・・(・∀・)

9月も半ば・・・早いですね~(゚ω゚;)
Posted by じょっぷ at 2010年09月16日 19:06
じょっぷさま


あ! 秋津!?

自分の声はどうだったか…ちょっと鼻にかかってるかな?

正真正銘の、紀南人ニダ。
Posted by Ric. at 2010年09月16日 19:47
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