2010年10月19日

砥石

自分の
どうしようもない部分。

目を背けたい部分…


キンキンと尖った、それら人を傷つける「凶器」を削り取りたいと思うときがある。


障害を持った息子に、

立ち直れないほどの罵声を浴びせてしまった父親がいる。


彼も、自分の持つ凶器に翻弄され、深く暗い奈落に自身を追い込む。


彼の「砥石」は、
ウッド・ベースを日々練習することだと言う。


私の「砥石」は、
痴呆症の母親を介護すること。


彼も私も、

その先に何が待っているのか分からない。


過度の期待も落胆もせず、

日々を丁寧に生きることしかないように思う。



Posted by Ric. at 00:59│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。