2011年04月14日
今は秋
今日の午前中、母親が介護認定の面接を受けた。
今母親は「要介護2」。
半年毎に見直しをする。そのための面接だ。
所々にほころびを見せながらも、質問によどみなく答えていく母親。
「今は季節でいうと何になりますか? 春夏秋冬とありますが」
「そうやね、秋の初めです」
担当者は別に驚く風でもなく、私も敢えて口を挟まなかった。
以前の私なら
母親のそうした破綻に落胆し、腹を立て、くどくどと一から説明し、訂正させたことだろう。
しかしそういう気持ちが起こらなかった。
母親の中では、
今は秋なのだ。
それを春と訂正させたところでどうなるというのだ…
たとえ雪の降る季節を夏と母親が言っても、もう訂正させることはしないだろう。
それが、母親の棲む世界なのだから。
今母親は「要介護2」。
半年毎に見直しをする。そのための面接だ。
所々にほころびを見せながらも、質問によどみなく答えていく母親。
「今は季節でいうと何になりますか? 春夏秋冬とありますが」
「そうやね、秋の初めです」
担当者は別に驚く風でもなく、私も敢えて口を挟まなかった。
以前の私なら
母親のそうした破綻に落胆し、腹を立て、くどくどと一から説明し、訂正させたことだろう。
しかしそういう気持ちが起こらなかった。
母親の中では、
今は秋なのだ。
それを春と訂正させたところでどうなるというのだ…
たとえ雪の降る季節を夏と母親が言っても、もう訂正させることはしないだろう。
それが、母親の棲む世界なのだから。
Posted by Ric. at 14:50│Comments(0)