この日、この空、この私

母親と暮らしていて
一番しんどいのが…

同じ事を
繰り返し聞かれること。

これは、
精神的に疲労する。


特に、金銭に関する事になると、

預金通帳やら保険証書やら実印やらを

毎度毎度金庫から引っ張り出し、一から説明することになる。

母親に持たすと、仕舞った所を忘れるし、預かったこと自体も忘れてしまう。



「前にもちゃんと説明したやろ！」

「そんなこと聞いたことないわ。初めて聞く話や！」


ここから
「朝まで生ﾃﾚﾋﾞ」風に

親子の間で
壮絶ﾊﾞﾄﾙが始まる。


思い余って、茶碗を投げつけたこともある(実の母にこんなことしちゃいけません。反省してます(__))



と、いうことで…

ﾊﾞﾄﾙ予防策として

母親との重要なやりとりを録音している。


むごいようだが、
これを聞かす。


認知症は、
「ﾘﾌﾚｲﾝ」の病気だとある人が言っていた。


録音までして、果して何の効果があるのか？


記憶を呼び覚まして欲しいという願いもあるが、

却って母親の自尊心を傷付けはしまいかとも考えるのだ。


壮絶ﾊﾞﾄﾙの方が、
人間的なのではないか…