2011年05月05日
勝手に生きろ!

「あんたみたいな人、会ったことないわよ」
「そう?」
「あんたはまるごと、全部のあんたがそこにいるの」
「そうなのかな、わかんないよ」
「あんた女殺しよ、いくらでもモノにできるわ」
『勝手に生きろ!』
どうしようもない男と
どうしようもない女の
米人作家チャールズ・ブコウスキー20代を描いた自伝的小説。
バタイユの『眼球譚』と同じ棚にあった。タイトルが気に入って衝動的に買った。
職を転々としながら全米を放浪。売れない文章を投稿し続け、
遂にアメリカを代表する作家の一人となった、ブコウスキー…
生きざまをリアルに描き、
こんなアメリカ人もいるのか!と思わせる
「みもふたもない」
表現が新鮮で、ブコウスキーに親近感を感じた。
Posted by Ric. at 17:24│Comments(0)