この日、この空、この私

実家の応接間に昔から掛かっている風景画。



印刷の安物だと特に気に留めることもなかったが、

絵が額から外れ掛かっていたので、修繕のために壁から外した。


するとどうだろう、印刷の安物だと思っていた絵は、

きちっとｷｬﾝﾊﾞｽに描かれた油絵だった。


裏書には「黒部峡　豊作」とある。


絵にはど素人の小生にも絵心のある人物が描いたことが全体の「こしらえ」から察せられる。


母親に来歴を聞くと、30数年前に、勤めていたｽｰﾊﾟｰﾏｰｹｯﾄの取引先の人が、

日頃お世話になっている御礼にと母親に描いてくれたものだという。


作者の「豊」さんはすでに鬼籍に入られているとのことだが、

もしや!?

ｹｹｹｹｹｯ!…